春は積極的に子どもに話しかけましょう
昨日は入社式。今日から大学、高校、中学などで入学式が続くはずです。新しい環境でのスタートは、期待もある半面、そこでやっていけるかという不安もあるはずです。そこでお父さん、お母さんにお願いです。
いつも以上に積極的に子どもさんに話しかけてあげてください。
中高生の男の子などはなかなかお母さんと会話が出来ないものでしょう。それでも、新しい出発のちょっとした興奮の中で、子どもの方も話したがっている部分もあるはずです。いつもとはちょっと違う環境で思わず会話がはずむかもしれません。
男の子であればお父さんの出番でもあります。車に乗せてちょっと車内で会話をするとか、家族ででかけるとか、きっかけを作ってあげましょう。女の子であれば、お母さんがいっしょにお風呂に入ってあげて会話をするのも良いかもしれません。
とにかく、こどもたちも不安でいっぱいです。いっしょにお弁当を食べてくれる友達が作れるか。自分に話しかけてくれる子はいるのか。服装はみんなどんななんだろう。ソックスは白かな、紺かな。そもそも本当に自分の名前があるんだろうか。自分の居場所はあるのかな。
まぁ、際限もなく不安は生まれてくるものです。
話をする時の注意をひとつ。ゼッタイに自分の意見を差しはさまないことです。とにかく聞き役に徹することです。親の意見なんて子どもにとっては余計なもの以外の何ものでもない。とにかく聞き出すことです。
もうひとつ。質問は具体的に。「友達できた?」ではなく「今日はどこでお弁当食べたの?」です。「教室」という答えが返ってきたら「誰と食べたの?」と話を具体的につないでいきましょう。