医療系の大学、学部の新設ラッシュが続く

何度か書いているが、大学の新設が続いている。来年度予定されている大学は5大学。千葉県/幸福の科学大学、神奈川県/湘南医療大学、長野県/長野保健医療大学、大阪府/滋慶大学、鳥取県/鳥取看護大学。これら以外にも、既存の大学が新しい学部を増設する予定もある。

新設の大学は5校のうち4校が「保険・医療系」の大学だ。今春は全国で18校も看護系の学部新設があったが、来春はそれに劣らぬたくさんの新設ラッシュとなるという。看護学部だけでなく、理学療法・作業療法専攻のリハビリテーション学科の新設も多い。

確かに、10年ほど前までは理学療法・作業療法系の学校に進学しようと思っても専門学校をふくめてそれほど多くの学校がなかった。それがここ数年で状況が一気に変わってきている。これだけつくってしまって仕事はあるのだろうか、と心配になってしまう。

卒塾生の話によると、実習を受け入れてくれる医療機関がなかなかなく、青森や鹿児島まで実習にいかねばならない学生もいるという。また、看護士になるために学校に行く学生は奨学金をとる場合が多いのだが、たとえば県が準備している奨学金など、学生が増えてしまってなかなかとれなくなってきているという話も聞いた。

女の子だけでなく男の子も看護、理学・作業療法なとの医療系に進学したいという希望は多い。専門職だし、これからの高齢化社会の中で医療の需要は高い、という考えからだろう。それなりの収入も得られるようだ。ただ、この新設ラッシュをを見ていると「大丈夫なのか」と心配になってくる。

看護士、理学・作業療法だけでなく、臨床検査技師、レントゲン技師など医療系の専門職は他にもある。そうした方向を考えてみるのも良いだろう。同じ医療系への進学でも、大学病院併設の大学や、公設の大学、専門学校、をねらって勉強していくことも考えたい。そうした学校は偏差値も高く入学はたいへんだが、それだけのメリットはあるはずだ。

どうせ専門職なのだからどこでもよい、といった発想をしないほうが良いだろう。看護士、理学療法・作業療法士の大競争時代がやってくる可能性だって大いにありそうだ。

湘南医療大学の詳細は ここ http://www.fureai-g.or.jp/sums/ にあります。横浜の東戸塚にキャンバスはできるようです。

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