映像授業について
ここ1、2年の間に、映像授業は急速に普及してきました。リクルートの「受験サプリ」、ジャストシステムの「スマイルゼミ」、ベネッセとソフトバンクの「Classi(クラッシー)」、トライの「トライ・イット」などなど。百花繚乱です。しかも、どのサービスも安い。
でも、こうした映像授業をどこで作っているか皆さんはご存じですか? ここでは詳細なことは書けませんが、そもそも、リクルートもジャストシステムも教育産業ではありません。学習塾のように生徒に向けて毎日のように授業をしている社員がいるわけではないのです。ということは、どこかに外注しているはずですね。それは当然どこかの予備校か塾のはずです。
と同時に、どれほどしっかりと小中高生のカリキュラムを理解している人がいるのか、テキストや授授業内容をどれだけチェックしているのか、などなど、私のようなプロから見るとつっこみどころはいっぱいあるんです(^^) 実際、上記のサービスのあるものは、テキストに誤植や間違いがたくさんあって・・・ ということのようです。
もうひとつ。映像授業は使いこなすのがそれなりに難しいです。見れば良い、というものではないんですよ。それぞれの映像授業には「くせ」があり、良い意味でも悪い意味でも「特徴」があります。それにあわせてどうシステム化して生徒に使わせるか。それなりにプロの仕事の領域です。わからない問題があったら、シャカシャカして映像を見れば解決、なんてわけにはゼッタイにいかないものなんです。
miyajukuでは、もう20年も前から映像授業をとりいれています。その積み重ねから蓄積したノウハウがあるからこそ、効果的に生徒たちに利用させることができています。月額1,000円で受け放題。ものすごいサービスのようですが、いろいろと問題点があることを保護者の方はしっておいたほうが良いと思います。映像授業も参考書や問題集と同じです。与えれば終わり、ということにはならないのです。