平塚江南高校
平塚江南高校は4年後に100周年をむかえる伝統校で、平塚の市長さん、教育長さんをはじめとして、地元の経済界にもたくさんの卒業生を出している学校です。ただ、こうした学校の常として、校舎や体育館などの学校施設が古めかしいということもあります。しかたがないことです。
進学校としては一定の実績があり、28年度入試では以下のような合格実績が出ています。東京大/1名、東京工業大/5名、一橋大/2名、横浜国大/14名、北海道大/3名、筑波大/4名など国公立大が68名(内現役が47名)。慶応大/24名、早稲田大/47名、上智大/9名、東京理科大/5名、学習院大/7名、明治大/85名、立教大/28名、中央大/53名、法政大/87名、北里大/15名などという私立大学への合格実績です。
ひと言で「平塚江南高校」をアピールしていただくとどんな学校ですか、といった問に対しては、昔ながらの進学校で、ひとりひとりにきめ細かく進路指導をしている学校です、ということでした。1年次から外部模試などで、学校内での順位ではなく、広く難関大学受験を意識した母集団の中での自分の位置を知り、しっかりと学習していくように後押ししているとのこと。その模試も1年次から年間で3回も学校の学習時間内で実施しているそうです。
また、土曜講習ということで、その日は部活動などもすべて停止させて、大学受験を意識した講義を年間に8回ほどもうけたり、英、数、国については、週末課題をしっかり課して勉強をさせたりと、学校側がしっかりと生徒たちに勉強をするように働きかけをおこなっているとのことでした。2年次から文系と理系にわかれねそうですが、その際には8クラスの内6クラスが理系となり、女子の理系選択者も多いようです。また、体育祭などの活動があるのでクラスはうごかさないまでも、レッスンクラスという単位で授業を受けるようになっていて、生徒の希望にあわせた受講科目が選択できるようにしているそうです。
面接のこと、特色検査のことについてもお話をいただきました。校長先生がこの春にかわられていますが、いろいろな意味で入試のスタイルは従来通りだろう、というお話でした。少なくとも急激な変化はないだろう、ということです。
miyajukuからは受験する生徒はでないだろう地域の高校ですが、厚木高校と似たような「昔ながらの進学校」という印象でした。もちろん「良い意味」です。湘南高校、横浜翠嵐高校の2校をトップとして、そのつぎのグループを構成する地域の県立の進学校として、これからも地域で大きな役割を担っていくのだろうと思いました。