中学校部活動土日も 改善方針
5月18日のニュースです。
中学校部活動土日も 改善方針 厚木市教委
http://www.kanaloco.jp/article/251664
海老名市もすでに検討をしているとのこと。
先日、中3の△△子が、大事な大会があるから試験前も練習がある、といっていました。
この「大事な大会」という意識がそもそも今の部活動の問題点だと思います。「大事な大会」って年に何回あるんですか? わたしは、中学生の部活動の大会は、県大会までで良いのでは、と考えます。どうして中学生が、関東大会や全国大会といった上部大会を目指して「勝つこと」を目的として部活動をしなければいけないのでしょうか。
中学生の部活動は、義務教育の中でおこなうのが原則ではないでしょうか。義務教育というのは「子どもに受けさせなければいけない教育」であって、その範疇の中に「試合に勝つことを目的としての部活動」は入らないと考えます。
歴史を調べてみると、前回の東京オリンピックまでは、中学生の部活動に全国大会はなかったようです。東京オリンピックの強化策として生まれた中学生の全国大会。そろそろ変えるべき時かと思います。
次回の東京オリンピックを目指すような中学生がいたとします。その生徒については、別枠で強化をすればいいわけで、同じ部活に所属しているからといって、部員全員が「大事な大会だから試験前も練習」といったことをする必要はないでしょう。したいものはやる、したくないものはしない、といった仕組みができないものか、と思います。
多様な価値観を認め合う、ということが、学校教育の基本にあるはずです。それと、誰もが同じ方向を向いて試合に勝つための練習をする、という様子は折り合いません。
どなたか、そうした問題提起を大和市でもしてくれる人はいないものでしょうか。