「大学入学共通テスト」のプレテストについて その1
今の「大学入試センター試験」に代わる「大学入学共通テスト」のプレテストの問題と正答率などが文科省から発表になりました。 → 大学入試センター http://www.dnc.ac.jp/corporation/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/
全国の高校1900校の6万人近くがこのプレテストを受験。様々に修正を加えながら、現在の中学3年生が大学受験をする2021年の1月に本格実施される、という段取りになっています。
どうして今回の改革なのか、あらためておさらいをしておきます。大学入試センターのページにはこう書いてあります。
☆ 過去20年間よりもさらに加速度的に社会構造の変化が進む。情報化、グローバル化、少子高齢化、人口減少社会、不透明な国際情勢
☆ 子どもたちの65%は、大学卒業後、今は存在していない職業に就く。
☆ 今後、10年〜20年程度で、約47%の仕事が自動化される可能性が高い。
そして、こんなチカラがこれからの子どもたちに求められる。
社会とのつながりを意識しながら学習の室を高め、「主体的、対話的で深い学び」の実現を目指すことができる。知識・技能と思考力・判断力・表現力をその双方ともバランス良く、確実に育むこと。
公開された問題を見ると、今回の改革のホンキ度がうかがわれます。正直、この問題の通りでいくのであれば、今の小学校、中学校、高校での授業は根本から作り直しをせまられると思います。また、学習塾の立ち位置というのも、根底から変わってくるとわたしは思います。定期試験で△△点アップ、などという塾はすべて消えてしまうでしょう。
そのぐらいインパクトのある問題でした。とりあえず、国語の問題が最も「何が変わるのか」がわかりやすいので、miyajukuのホームページ https://miyajuku.com/大学入学共通テスト%E3%80%80プレテスト国語/ にアップしました。是非ともご覧になってください。詳細については明日のブログで解説します。