中体連、高体連の大会が中止になるということです。

中体連や高体連の夏の大会が今年は中止になるということです。中3生、高3生にとっては、最後のパフォーマンスの場が失われてしまうことになり、とても残念な思いをしていることでしょう。部活の顧問の先生には、生徒たちの心のケアを切にお願いしたいところです。

全国大会を目指して部活をやっている生徒はそんなにいないでしょうが、それでも、全国大会を頂点として、関東大会、県大会、地区大会、市大会と部活をやっていく上でのモチベーションにつながっていたことは確かでしょう。そんな大会が消えてしまったわけですから、何のための部活動なんだ、という気持ちが子どもたちの心に浮かぶはずです。

でも、部活動って「大会」や「結果」のためにやっていたものではないですよね。それは「目標」ではあっても「目的」ではなかったはずです。その競技が好きだから、みんなといっしょに頑張るのが楽しいから、その楽器が好きだから・・・ そんな純粋な気持ちからはじまっているんじゃないかな。もういちど、その原点に戻って自分と部活動について考えておきたいですね。

コロナはいろんなものをうばっていきます。でも、何よりも大切なのは、命と健康です。今はそれを守るためにそれ以外のものを捨てるしかないときです。もちろん、はやく、子どもたちがグランドをかけまわり、ボールを追いかけ、楽器を吹いて・・・・ そんな日常が戻ってくれることを心から願っています。

でも、ある意味では、このコロナ禍の所為で、自分とその自分が関わってきたものとの距離や、意味といったものが剥き出しの状態で見えるようになったことも確かです。子どもたちにとって部活動って何だったのか、どんな距離や関わりをもってきたのか。そして、このあとはどう関わっていけば良いのか。そんなことをしっかりと考えさせるチャンスだともいえます。

中3生、高3生。ここで投げ出しちゃダメだよ。学校が再開したら、今まで以上にしっかりと部活動に取り組もうな。それがコロナに負けなかった自分ということになるんだよ。大会はなくなったとしても、君たちと部活動との関わりが消えることじゃないんだから。意地でも、しっかりと再開させて欲しい。がんばれ(^^)/

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