【受験勉強を加速させる】週間計画の立て方と活かし方


〜やる気に頼らず「着実に進む力」をつけるために〜
こんにちは。
6月に入り、共通テスト本番まであと約7ヶ月。この時期、多くの受験生にとって大切になってくるのが「習慣計画」です。
「やる気」だけでは乗り切れない長丁場の受験。日々の勉強をどう管理し、どう継続していくか。今回は、そんな勉強の軸となる「計画」の立て方と、その意味を深掘りしていきます。
なぜ「計画」が必要なのか?
計画がないと、こんなことになりがちです。
- 「今日は何やろう…」と悩んでいるうちに時間が過ぎる
- 得意科目ばかり進んで、やるべきことに偏りが出る
- 勉強量が漠然としていて、自分の全体像が見えない
計画を立てることは、勉強という大きな山に登るための「登山地図」を描くことと同じです。「何を」「いつ」「どのくらい」やるのかを明確にし、日々の行動に迷いがなくなります。
計画の立て方:3ステップで「見える化」する
① 1週間分の教材・分量をリストアップする
まずは「今週やるべきこと」を全部書き出す。頭の中ではなく、紙やアプリに「見える化」するのがポイントです。
② それを曜日ごとに振り分ける
次に、リストの内容を7日間に配分。部活や予定も考慮して、無理のない形でスケジュールを組みましょう。
③ 各タスクにかかる時間を見積もる
「英単語30分」「数学問題60分」など、各タスクにかかる目安時間を明記します。ここが最も大切なステップです。
合計時間を「確保する」という意識
1日の勉強合計時間を出すことで、自分の過ごし方が変わります。
たとえば、「今日4時間勉強する」と決めたとき、
→ 「どの4時間をどう確保するか?」と考えるようになる。
これは、受け身の「空いた時間に勉強する」から、能動的な「勉強のために時間をブロックする」姿勢への変化。やり残しが減り、達成感も得やすくなります。
計画が崩れたときこそ、柔軟さを大切に
体調不良や急な用事で、計画通りにいかない日もあります。でもそれで落ち込まないでください。
計画は「絶対のルール」ではなく、「修正しやすくするガイド」です。できなかったタスクを翌日に回すなど、柔軟に調整する力こそ、継続のカギです。
他人の目を借りて、計画の質を上げよう
立てた計画を、先生や保護者、塾の講師に見せるのもおすすめです。
- 客観的なチェックが入る(無理な日程・偏りの指摘など)
- 「やります」と宣言することで、自分の意識が高まる
- 自己管理能力のトレーニングになる
1人では甘えがちな人こそ、外の視点を取り入れてみましょう。
最後に:計画は「時間の使い方」まで意識しよう
さて、ここまで「時間の管理」について話してきましたが、もう一歩踏み込んで考えてみてください。
あなたは、その時間を「どう使って」いますか?
- 休憩を適切に取れていますか?
- 勉強場所は集中できる環境ですか?
- 同じ1時間でも、質の高い集中ができていますか?
時間管理と同じくらい「時間の質」が大切です。
量と質のバランスが取れた学習習慣こそが、7ヶ月後の結果を左右します。
🔖まとめ
- 計画は、勉強を迷わず進めるための「道しるべ」
- 1週間の内容をリスト化→曜日に配分→時間を見積もるのが基本
- 合計勉強時間を意識して、能動的にスケジュールを組む
- 計画通りいかない日も焦らず、ガイドとして柔軟に調整する
- 他人に見せることで客観的視点と責任感が加わる
- 時間管理とともに「時間の使い方の質」にも目を向ける