センター対策の特講
高校3年生は2学期の期末試験(または後期の中間試験)が終わるとほぼ学校の授業がなくなる。いわゆる自宅学習というやつだ。生徒は生徒で予備校や塾のセンター対策特講やら私立対策のための特講に通うことになる。もちろんもくもくと自宅学習に励む生徒もいるだろう。
でも、私立高校の進学校ではここからセンター対策を中心とした講習が学校で組まれるのが普通だ。河合塾や駿台や代ゼミで出しているセンター予想問題集を利用して、時間を区切ってそれらの問題をやらせ、集計をして返却をしながら解答・解説をする、というパターンの授業が多いようだ。
確かにセンターまで1か月を切っているが、この1か月弱の頑張りがセンターの得点を「ぐん」と押し上げることも確かだ。センター試験はどの教科にもある出題傾向があるので、基礎力を身につけている生徒はそのパターンに慣れることによってかなり得点を伸ばすことが可能だからだ。
地方の公立高校ではこちらの私立高校のようにセンター対策の授業なんか学校でやってくれているのかなぁ。本当は、神奈川県の公立高校だってやってくれたって良いと思うのだけど。とくにトップ校など国公立を受験する生徒が多い学校はやっても良いんじゃないかな?
それと、センター利用の私立大学が増えているんだけれど、あれってどこも募集人数が極端に少なくて、2月の一般試験よりも偏差値で5は高くなっているから注意が必要だ。大学側がセンター利用を取り入れるのは、国公立を受ける優秀な生徒に併願をしてもらうためなんだから、ぎりぎりで何とか○○私立大学をねらっているような生徒は素直に2月の一般入試を目標にやっていくべきだ。
写真は鎌倉/荏柄天神社の大銀杏