Iさんの意識改革

高2のIさんの目の色が変わってきた。大学入試を見据えて勉強をし始めたのだ。目標をもった人間は強い。何をやってもどんどん吸収できる。もともと学校の成績も全校で20番台という優秀なものなのだ。普通は、この成績で学校推薦をもらってどこかにもぐりこめれば、と考えがちなのだが、Iさんは一般受験を意識して勉強をはじめている。

たとえば、as soon as という句の意味を「すぐに」と覚えてもほとんど役に立たない。As soon as his telegram arrived, I went out with my wife.が「すぐに彼の電報が届いた。わたしは妻とでかけた。」みたいな日本語になってしまう。

多くの高校生がこんな感じだ。

as soon asがその後につづく主語+述語の文をともなって副詞的な節を作り、「彼の電報が届くとすぐに、わたしは妻とでかけた。」という意味になることを理解するためには、意識改革が必要だ。日常的な学習の中で、文を意識して単語や句を覚えていくことが必要だからだ。

高校生を指導していて、この意識改革をおこなうのに本当に苦労させられる。「すぐに彼の電報が届いた。わたしは妻とでかけた。」でも「彼の電報が届くとすぐに、わたしは妻とでかけた。」でも、ほとんど意味は同じじゃん。細かいこと言うなよ。それが普通の高校生の意見だからだ。

Iさんはそうした意識改革が出来た。ここから先はNext Stageをやっていても、きちんと文の中で語や句を覚えていってくれるだろう。頑張れ!!

写真/シナノキンバイ(北ア涸沢にて)