二十数年ぶりの連続

ちょっとふらつきながら小田急線に乗って帰宅していた土曜日の夜。突然、「先生、お久しぶりです」と近づいてきた男性がいた。通称“ヒコロク”と呼んでいたE君だ。私が大学を出てすぐに赴任した中学での生徒だ。25年近くたってもわかるものだ。「懐かしいですねぇ」「何してるんですかぁ」「○○は元気だけど、△△は去年ガンになって・・・」などと3駅分だけだったが話をした。結構、その当時の子供達の名前を覚えているものだ。彼らは38歳。ここまでくると10歳ほどの年の差はないのと同じ。メールと携帯を交換し、今度、横浜あたりでみんなで呑むときには誘いますと言われて別れた。

今日は、午後一番に「こんにちは」と訊ねてきたお母さんがいた。「わかりますかぁ?」って、彼女も先日の“ヒコロク”氏よりもひとつ上の学年のYちゃんだった。この塾の近くに家を建てて住んでいるとのこと。上の子供さんが小4で、相模大野に新設される県の中・高一貫校についてのお問い合わせだった。私の考え方を一通り説明し、資料をお渡しした。

何だか連続して二十数年ぶりの“顔”に出会ったのが不思議だった。と同時に、二十数年たっても声をかけてくれ、頼ってくれることに“よろこび”も感じる。子供に関る仕事というのは本当に楽しい。

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