娘の体育祭準備

帰宅すると、毎日のように娘がミシンと格闘している姿に出会う。体育祭の衣装を制作しているのだ。娘の通う高校の体育祭はとにかく力が入っている。各学年を縦割りにし、色別で、仮装演技、バックボード、競技を競う。当日に向けてほぼ1年間をかけて準備をしていく大イベントだ。

この学校はほぼすべての行事を生徒主体の実行委形式でおこなう。体育祭の準備も実行委がとりしきり、日曜の活動禁止、平日の18時完全下校、などを約束事としている。違反した場合は、当日の得点から減点されることになる。部活動もほぼ生徒が運営する。娘は吹奏楽部だが、指揮者も「学指揮」といって生徒がやっている。どの部も指導はOB、OGが中心となっておこなっている。

先日、学校の懇談会に行った妻が、学校中でバックボードの制作や大道具の製作、仮装の体系練習などに3年生を中心として働く姿を見てきた。「あの子たちって・・・受験生なんだよねぇ」息子が私立の進学校に通っていたので、その違いにあっけにとられて帰宅したようだ。体育祭は高3生が主体の行事でもあり、受験前に、という意見もある。それでも、神奈川県内の県立高校でトップの進学実績は続いている。

この学校の生徒たちには「けじめ」というものがはっきりと理解されているのだと思う。powerあふれた先輩や仲間たちに囲まれて、娘の学校生活は充実している。「何年でもこの学校にいたい」と彼女は言っている。

中3のみんな、何度も言うようだが、充実した高校生活を送りたいのならば、とにかく頑張って勉強し、良い仲間の集まる学校に進学しよう。

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