欽ちゃん
ムメイ先生もブログに書かれているが、欽ちゃんの暴挙には素直に感動は出来なかった。(というよりも、まったくテレビを見てはいない)彼はかなりのヘビースモーカーだという。また、普段からスポーツをしているわけでもない。それなのにあの距離を走る、ということは医者でなくても「止めた方がよいよ」と言いたくなる。実際、医者からの懸念の声は多かったようだ。頑張ったねぇ、よくやったねぇ、と素直に言えないひっかかりがあるのは私だけだろうか。
また、山の話になるが、午後の14時以降に山で行動することは自殺行為だ。基本的に雷雨がくることが前提だからだ。稜線を歩いていて雷にあったら逃げようがない。しかし、最近の多くの登山者は平気で歩いている。朝の4時過ぎに行動を開始すればお昼までに目的地に着く。そんな常識が崩れている。そんな登山者たちの遭難事故は相次いでいる。
「頑張り」というのは、「頑張る」ための土俵に登ったときにつかうものだ。そもそも土俵にあがる資格がないものは、頑張ることが暴挙となる。他人に迷惑をかけることになる。決して美しいことではない。
欽ちゃんは死ななくてよかった、と私は思っている。