奨学金

息子が「日本育英会」の奨学金を申請していたのだが、通らなかったようだ。無利子の1種奨学金というものだ。所得も成績も基準を満たしていたのだが、他により奨学金を必要とする方たちがいたということなのだろう。学内で6人だけが申請を通ったとのこと。我が家は妻も働いているし、兄が国立、妹が県立ではだめなのだな。それはそれでしかたがない。

わたしは大学の授業料は全額奨学金でまかなった。好きなことをさせてもらうために大学に行くのだから当然だと思っていた。大隈奨学金というもので、卒業してから10年間で返済した。そんな話を日頃からしていたので、息子も申請したのだったが。

勉強するには「お金」が必要だということ。その「お金」がどのように稼ぎ出されているのかということ。そうしたことを親は子供にどんどん伝えるべきだと思う。

miyajukuの高3生たちは「お金」のことに敏感だ。すでに「育英会」の奨学金を申請している者もいる。わたしはアドバイスする。「高校の成績をある程度とっておかないと奨学金は通らないよ。」「高校で奨学金の予約をしても5月にならないと結果はでないから、その間は金融公庫などでつなぐのが良いね。」「理系はバイトは難しいぞ。授業数も多いし、実験はいつ終わるかわからないからね。」「私立の理系なら初年度は150万円をこえる費用がかかる。」そんな話をどんどんしている。

こうしたことをわたしはタブー視しない。これだけのコストがかかるんだ。だからしっかりと「夢」を追う必要がある。そうした意識を持つことはとても大事だと考える。

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