図形が不得意な子が多い

昨夜の授業のあと、高1の数学を担当しているA先生が、「中学生の相似の復習で1日かかってしまいました」「高校生も図形分野が本当に出来ないですね。」と言っていた。

確かにそのとおりだ。高1が学習している数Aの図形分野は、指導要領が改訂される前は中学生が学習していた内容だ。今でも、私立高校の上位校では出題されるので、そのレベルを受験する生徒には学習させている内容だ。それが普通の高1にとっては理解が難しくなってしまう。

結局は、小学生からの積み残しが高1まで影響を及ぼしてしまう。

中1の今回の定期試験の中心も図形だ。とにかく「見取り図」を描けるようにさせるまで一苦労。展開図も描けるようにするのにまた一苦労。表面積を求めるのに展開図が描けなければどうしようもない。それでも、形がちょっと複雑になるともうダメだ。

何で小学生から展開図や錐体が消えてしまったのだろうか。そんなに難しい内容だろうか。柔らかい頭の早い段階でこうしたものは教えた方が良いのではないだろうか。

展開図を描き、それをはさみで切り取って組みたててみる。どこの辺がどこに重なるとか、どこの頂点がどこに重なる、なんて学習はそれこそ小学生のうちにやっておいて欲しいな。

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