新しい風
ここのところ教える人間が足らなくなるたびに息子に助っ人を頼んでいる。今日も中学生の補習授業を助けてもらった。そんな息子が授業の後、講師のS先生と話し込んでいた。S先生は東工大の博士課程で学んでいる。
S先生は修士課程の時に、自分の研究をするのに、息子が入学する予定の○○大の研究室にしばらく通い詰めていたらしい。実験装置その他がそちらにそろっていたからのようだが、思わぬところでそんな話を聞けた息子はうれしそうだった。
さらに、大学に入学するまでに数学ならばこれぐらいのことは完璧にしておいた方がよい、などとアドバイスをしてくれていた。「大学の最初の授業でさ、微分方程式をやったんだけど、高校の授業が完璧でもなかなかついていけないんだよ。」などといってくれたようだ。良い刺激になったようだ。
人は環境が育てる。本当にそう思う。新しい風の中で何を知り、何をつかんでいくのか。若いって事は本当に良いことだ。
いやいや、私だってまだまだこれからいくらでも「新しい風」を感じることができるはずだ。