夜中の授業

昨日できなかった娘の国語の授業を先ほど終了スマイルこういう仕事をしていると、スイッチのONとOFFは任意にできる。風呂に入って一杯やっていても、スイッチが入ると国語の教師になれる。

センター現国の問1は、テーマは様々だが、とにかく抽象度の高い文章が出題される。内容や言葉の難解さに引きずられず、論旨を追いかけていくことが必要だ。

といっても、ある程度の知識理解はあった方がよい。今日の文章も「イデア」とは何か、といったことを知っているといないのでは読み取りの難易度が変わってくる。最低限の知識としての「イデア」について娘にレクチャーした。

人が花を見て美しいと感じる。その花が枯れても、その美しさは残る。それは、人が花を見て美しいと感じているのが、「花」そのものに対してではなく、その後ろ側にある「花の持つ本質的な美しさ」に対してだからだ。

都市空間と人、といったテーマの文章だったが、自分の意見と対照させる意味でそうしたヨーロッパの哲学者の考え方を提示してくる。センターの問題にはよくある出題だ。

国語ができるかどうかは、小学生、中学生、高校生のどの段階でも、言葉に対する「するどさ」につきる。何に対しても「どうして」といった興味を持たないとそうした「するどさ」は身につかない。

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