ゼミナール入試
ゼミナール入試とは、AO入試のひとつの形で、第1段階は今日から3週連続の講義とレポート、第2段階は夏休みのサマーセッション、第3段階は9月のプレゼンテーション、そして最終面接で合否を決めていくという形態の大学入試だ。多くの国公立大が取り入れはじめた入試形式だ。大学側は相当な手間がかかるが、この形式の入試では「ミスマッチ」はなくなる。相思相愛でなければ合格は出来ない。
今日は「生物の系統と呼吸・光合成」という講義を聴いてきたようだ。講義はゼミ形式を取り入れ、生徒側からも活発な質問が出たとのこと。「すっごい厚い生物の本を開きながら授業を聞いて質問していた子もいたんだよ」「高校の生物の先生に質問したんだけれどスルーされてしまったので聞きたいのですが、って質問の仕方をしている子もいてね」「いきなり、私はミトコンドリアについて深く学びたいと思っているのですが、なんて話しはじめる子もいてね」「今日も5時までの講義が7時過ぎまで延長されて、すごいでしょ」
娘は相当な刺激を受けて帰ってきたようだ。ゼミナール入試に参加している生徒だけでの交流会も設定されているとのこと。
何よりも「大学の授業ってこんな感じなんだ、ってイメージがつかめた」「それと、生物全般について勉強したいなぁ、って思っていたから、やっぱりこの大学が自分に合っているって確認できた」と言う言葉が聞けた。また一歩受験生になれたのだろう。
こうした機会を与えてくれる今の受験制度には感謝する。miyajukuの生徒をはじめとして、受験生のみんな。入試制度は多様化している。同時に、「自分が何をしたいのか」といった明確な問題意識をもって受験にのぞむことがとても大切になっている。大きな枠組みで良い。とにかく探し続ける気持ちを持つことが大切だ。
とにかく悩んだら私に直接ぶつけてきて欲しい。まずはいっしょに考えよう。そして知恵をしぼろう。きっと良い道が見つかるはずだ(^_-)