冬期講習

冬期講習はどの学年も1年間の総復習にあてている。といっても、自学できる単元は宿題にして確認するようにし、出来るだけ応用的な分野に授業の時間はつかうようにしている。

たとえば、中2の数学。式の計算や連立方程式などは宿題にしてチェックする。計算や基礎的な方程式の応用問題は何の問題もない。といって、一次関数の応用問題がどんどん解けるか、というとそうはいかない。

たとえば、下のような問題になるとほとんどの生徒が苦戦する。

とくに 2 の問題に苦労する。グラフがあるのだから、「A君がQ点についてから15分後」という問題文から(30,6)を出発点にして、「時速8キロメートル」という問題文から-2/15の傾きの直線を考えればよいのだ。式がもとまったらすぐ上の問題でもとめた式と連立させて解けば、その解が交点の座標で追いついたところになる。

ある座標を通り傾きのわかっている直線の式をもとめることは全員が出来る。だが、こうして文章問題になったとき、問題文からある座標と傾きを考え、そこから式を作り、交点の座標が追いついたところだ、という考えに結びついていかないのだ。

数学という教科を通じて身につけていかねばならない最も大切な思考回路は、まさしくこうした問題を解いていくことによって作られていくと思う。

言葉で書かれた概念を数値化していくこと

そんなチカラをつけさせたい。中3生が数学の入試問題に取り組み、まさしくそうした演習を毎日のように繰り返している。

中2生にも、学校の授業を自分の学習のベースにおくのではなく、来年の入試問題を自分の学習のベースにおいてもらいたい。これは中1生にも小学生にもいえることだ。とくに小学生は、今の学校の学習内容がとても低いことを自覚し、自分のステージをつねに何段階か上においた学習をさせていきたい。