大学進学率、はじめて5割を突破
今朝の新聞に「大学進学率、はじめて5割を突破」という記事があった。都市圏ではもっと高いだろう。20年前は25パーセントだったのだから、ほぼ2倍。短大への進学者をふくめると、3人に2人は進学していく時代だ。大学、というもののおかれた状況が激変している。
何のために大学へ行くのか。そのことが問われている。同時に、あふれかえる情報の波の中で、自分の進む道を選択していく難しさも時代の特徴だ。あえて大学に進学しない、という選択肢も考えて良いのでは、とさえ思える。
そんな中、miyajukuの高3生たちはしっかりと自分の「行く道」を見つけて進んでいる。まずは「何をしに大学に行くのか」をしっかりと考えることだ。そこがぐらついていてはどうにもならない。同時に、前向きに学問に取り組む学生が集まる大学に自分を置く努力を惜しまないこと。3人に2人が進学する時代。とんでもない大学はたくさんある、ということをしっかりと理解しておかねばならない。そんな場所に自分を置かないようにしたい。
偏差値だけがすべてではない。細かい数字が意味をなさないことは自明だ。でも、大きな枠組みでは偏差値が重要な意味を持つことも確かだ。頑張っている大学もある。しかし、そこに集う学生のレベルによって、学校の質が決まってくることも確かだ。
たくさんの選択肢が与えられている時代。それは、選択が自己責任だということでもある。選択は「~したい」だけではない。「~したい」自分を目指して努力した結果としての選択でもある。努力しない者には、選択の余地さえも与えられない。
同時に中3生のみんなへ。くどいように繰り返しているが、高校受験から大学進学はスタートしている。ここでの選択は、そのまま3年後の選択につながっている。目先のことだけにとらわれず、その先のことを考えた高校受験にしたい。