中2生と中3生の違い

この時期、中3生と中2生の違いがはっきりとしてくる。その顕著な例が数学のノートだ。

下はある中3生の今日のノート。とくに数学ができる生徒ではない。でも、しっかりと図を書き込み、必要な情報を問題文から図に描き入れ、思考過程がきちんとわかるノートになっている。この夏休みを通じて、こうしたノートを中3生全員がとれるようになった。夏の講習の成果がこうしたノートだといっても良い。

数学のノート

中2生はまだまだこうしたノートをとれない。昨晩も数人に言ったが、いつまでもテキストに書き込みをしている。「お前たちは数学は出来るようには絶対にならないな。あきらめた方が良いぞ。今は出来ていても、中3になったら数学は不得意科目になるぞ。」とさんざん言われてもやっぱりテキストへ書き込んでいく。ノートをとるのが面倒なのだ。

無理矢理にノートをとらせることも出来る。でも私はそんなことはしない。自分が必要を感じない限り、自らの意志で図を書き写す作業をしていかない限り、強制的にやらせてもムダだからだ。

中3生は「三平方の定理の応用」問題に取り組んでいる。ここまでくると問題も複雑だし、図をノートに描かないと実際に解くことが出来ない。中2生も「一次関数の応用」問題に取り組んでいる。動点問題など、そろそろ図をきちんと描かないと解けない問題も出てはきているが、まだまだテキスト上で解ける問題も多い。

繰り返し言っているか、中学生の学習はあくまでも高校生の学習への「橋渡し」だということ。勉強は高校生からが本番で、中学生の間はウォーミング・アップだということ。だからこそ、高校受験という目標をきっかけに、高校生での学習をしっかりと進めていける体制作りをさせたい、というのが私の指導方針だ。

中2生の中にもしっかりとしたノートをとれている生徒もいる。こうした生徒は、これからの「伸び」が大いに期待できる。

問題は「ひとりひとりの自覚」ということ。

中2のモグラ君とモグラ二世君。わかってくれたかなウィンク

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