5年生のうれしい一面
体験学習など塾を離れた場面での生徒たちの様子から、新たな発見があることが多くあります。今回も、小5生の動きにびっくりさせられることがたくさんありました。
たとえば、野外炊飯でのことです。今回は、小5グループと小6グルーブに分かれての行動でした。小6グループは○○君のお父さんに指導をお任せしました。このお父さんはプロの料理人です。手際よく小6生たちも動いていました。私は小5生を面倒みました。こうした場合、私はとりあえず最小限しか手を出しません。子供たちの動きを見守るようにしています。
何をするかを考えさせて、それぞれの分担ごとに仕事をさせます。何も指示しなくても、みんな上手に野菜を切り、ゴミを分別します。さすがに火をつけるのだけは苦労していたのでそこだけは手伝いました。「水はどれぐらい入れたらいいだろう」「野菜はどのように切ろうか」なんてわいわい言いながらも作業は進んでいきます。
片付けもしっかりと出来ました。とくにびっくりしたのは、炉のまわりをほうきで掃いたり、残った炭をちりとりで集めて集積所に持って行ったりと、言われなくてもどんどん動いていったことです。「たわしとクレンザーはどこですか」と聞いて、順番に鍋を洗ったりもしていました。
いやぁ、とにかく感心しました。こんなに率先して仕事が出来るとは思っていませんでした。子供たちのうれしい一面をたくさん見せてもらった体験学習でした。