公立中・高一貫校対策

今春の周辺各塾の募集で特徴的なのが「公立中・高一貫校対策」にどの塾も力を入れはじめていることだ。昨年は相模原校だけで2,600人の受験者があった。確かに、市場規模は大きい。盛り上がりもすごい。このブームはすぐには去らないだろう。大手学習塾か経営戦略として指をくわえて見ているはずがない。当たり前だろう。

miyajukuにも問い合わせは多い。対策講座も設置している。でも、私のスタンスは、「受かることを目的としないで、この対策講座を通じて、普段出来ない学習を継続して身につける」というものだ。受講される方にもそのことをしっかりと伝え、ご理解いただいている。なぜそうしているかというと、受かる可能性がほとんどない受験になるからだ。大手の学習塾ではこんなことは絶対に言わない。大切なお客様を逃してしまうからだ。でも事実なのだから、私ははっきりとお伝えするようにしている。

来春の倍率は少し落ち着くかもしれないが、15倍から20倍という倍率はとんでもないものだ。ひとつの小学校から1人が合格できるかどうか、というのが今春の状況だった。しかも、適性検査問題+グループ活動という試験形態は、受験というよりも、「全人格を試されるシューカツ」に近いものだ。

塾では知識理解を高めることは出来ても、人格まで踏み込んだ指導はできない。引っ込み思案の子供に、そんなことではグループ活動で得点がとれないから積極性を身につけろ、といってみたところでどうなるものではない。

相模大野校では「リーダー性」を持つ子供が欲しいといっている。未来の神奈川を引っ張っていくリーダーを育てる、という。では、塾として子供のリーダー性を引き出すカリキュラムを作れるか、というと不可能だと言うしかない。

「はじめます! 中・高一貫対策」や「目指そう! 公立中・高一貫校」といったキャッチの塾広告があふれはじめている。お母さんたちには、そうしたキャッチにあおられることなく、冷静に対処をしてもらいたい。

それにしても、12歳の子供達の「全人格を試す適性検査」という方法が本当に良いモノかどうか。それならば、単純に「私立中学入試」のように学力だけで合否を決めた方が良いように私は考えるのだが・・・