春期講習の目標
月末の業務に明後日からの春期講習の準備があっていそがしい1日を過ごしています。
中学生の春期講習は、基本的に「先取り学習」を中心に進めていきます。まずは前期(or1学期)の中間試験が大きな目標となります。よくお母さんが「復習はしなくて良いのですか?」とお尋ねになります。「先取り学習」は復習も兼ねているのです。例えば数学です。どの学年も数学の最初の単元は「式の計算」です。中2であれば「一次式の計算」ですが、その学習の中で中1で学習した様々な内容を復習させることが出来ます。中1の「正負の数」の計算の中で、小学生で学習してきた小数や分数の計算をしっかりと確認させることが出来ます。中3についても同じことがいえます。単元を戻すことだけが復習ではないのです。
また、中間試験の範囲は狭いのが特徴です。狭いので大幅な得点アップを実現できる大チャンスなのです。例えば英語です。中間試験の範囲は2~3レッスン程度になります。この春休みから学習をスタートさせれば、3回は同じ単元を学習できます。教科書のすみからすみまで暗記して中間試験にのぞませることが出来ます。結果が出ればやる気も生まれてきます。
担当の先生がかわることもチャンスの一つです。絶対評価なので、どうしても「悪い印象」が定着してしまうと、試験の結果が良くても良い成績がつきにくいのが実際です。担当の先生がかわれば「ちがった自分」をアピールしやすくなります。イメージチェンジです。とにかくここが「今までと違う自分」を実現できるチャンスなのです。
10日間ほどの短い講習期間ですが、まずは中間試験の範囲までの学習をこの春期講習で1回完結させることが目標です。濃い時間を過ごさせたいと考えています。