子供手当
ネガティブキャンペーンが目立つマスコミは、この子供手当がムダになりそうだ、制度的に不備が多すぎる、もっとあたまを使った方がよい、などと、これでもかという「後ろ向き発言」を繰り返しています。同時に、頭の悪いコメンテーターたちも「こんなの意味わからなぁーい」と、まさしく意味のわからないコメントをしています。
こんな状況ですから、子供手当をもらう方も「何となく気が引けてしまう」「悪いことでもしているかのような」気持ちになってしまいそうです。そんなことはゼッタイにありませんよ。「子供のために」大きな顔をして受け取って使うべきではないでしょうか
私は子供手当には賛成です。いろんな意見もあるでしょうが、子育てまっただ中のご家庭にとっては、「子供のために使ってください」という支援は何よりの政策だと思うのです。確かに、日本に居住する外国人の海外に住む子供にも手当が出される、なんて不備もあることは確かです。でも、これだって、従来の地方自治体の児童手当の制度を踏襲したからであって、少しずつ制度的な不備をただしていけば良いことです。
残りの半分をどうするか、なんて議論はこれからやっていけば良いことです。子宮頸ガンの予防接種(これ、中学生の女の子全員に是非とも実施して欲しいです)や、待機児童のための保育施設の整備など、子育て支援は他にもたくさんあるわけで、個人的な意見としてはそうしたものに優先順位をつけて使うべきかなぁ、なんて思ったりします。
子供手当は、きっと塾代に消えてしまうご家庭が多いのだろうなぁ、と推測します。これも、学力の二極化を防ぐ手だてとして、思いもよらぬ効果があるかもしれません。学習塾としては、税金で通っていただいている、そんな理解で今まで以上にしっかりした指導をしないとなぁ、と考えたりしています。