鳩山総理、ご苦労様でした。

ちょっと疲れがたまっていたので、ゆっくりと家を出ることにして遅い朝食を食べていた。テレビをつけるとちょうど鳩山総理の辞任演説をやっていた。良い演説だった。正直、もう少し頑張って欲しかったが、しかたがなかったのだろう。ご苦労様でしたと言いたい。

これで、沖縄県から基地を県外に移転しよう、なんてことを言う総理は、十年先まで、いや二十年先まで出てこないだろう。結果的に、よってたかってマスコミがそうしてしまった。すでに、あの会見の言葉尻をとらえたネガティブ報道がはじまっている。みなさんも、あの20分弱の会見を是非とも視聴し、ご自分の目と耳で判断をされることをお薦めします。鳩山総理の心からの言葉を聞き、その後で様々なコメンテーターの発言を聞かないと、フィルターのかかった報道だけが届くことになってしまいます。

すべてを劇的に変えるには“革命”か“戦争”がなければムリでしょう。明治維新、太平洋戦争と日本は劇的に変わってきました。でも、今はそんな時代ではありません。誰もそんなことはのぞんでもいません。少しずつ、少しずつ、コンセンサスを取りながら地道に変えていくしかないはずです。政権交代が起こって、私も多少なりとも「劇的な変化」が起こると思っていました。が、そうはなりませんでした。

でも、変わるところは少しずつ変わっていってると思います。ここは我慢して見守るべきときではないかと思うのです。政治不信、政党不信と言っても、それに代わる社会のシステムがないのです。今のシステムの中で変わっていくしかないのです。

「日本がアメリカに頼らずに自分の国を守る国になって欲しい」と鳩山総理は言いました。しかし、現状ではそれはムリなのでしょう。それならば、沖縄の基地負担をどう分担していくのか。日本の安全保障をどうしていくのか。そんな議論が出来るきっかけを作ってくれたことは確かです。

ひとり、ひとりが考えるべきことですね。そうした意識が確実に国の形を変えていくのだと思います。じっくりと考えましょう。そして、次代を担う子供たちにも考えてもらいましょう。

今日の出来事を是非ともお家で話題にしてみて下さい。鳩山総理の辞任会見を家族で見て、意見を言い合うのも良いかもしれません。他人から与えられた情報ではなく、自らの目と耳で知り、判断し、意見を持つ。これからの子供たちには是非ともそう育って欲しいです。

ここで会見の模様は視聴できます(PCのみ)

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