自分が進むステージ
今朝も塾に来る途中、たくさんの中3生たちを見かけました。みんな服装もしっかりとして、きらきらとした顔をしています。でも、その中3生たちが願書を提出した、藤○○合高校や、大和△高校などの普段の生徒たちの様子を知っている私は「・・・」という気持ちになってしまいます。それらの高校生たちがふだん電車で通学する服装や様子は、目をそむけたくなるような場合が多いからです。あの純朴な中3生たちも、入学後数ヶ月でその学校の雰囲気に染まり、ああなってしまうのだろうか・・・ そんなことを考えてしまいました。
とにかく、県立高校は自由です。携帯電話を学校に持ち込もうが、授業中にさわっていようが、一部の高校をのぞいてしっかりとした指導がされているところは少ないのが現実です。授業中にどれだけの生徒が前を向いて先生の授業を聞いているのか、疑問に思う学校も少なくありません。服装も髪型も、なにもかも野放図な学校が普通だと考えて良いでしょう。高校の先生方も、生活指導にチカラを注ぐ余裕も気力もないのが実際なのではないでしょうか。当然、生徒の学力レベルの高い学校になれば、生徒たち自らが「やってはいけないこと」を自覚して行動します。県立高校に進学するのであれば、そうした「自制心のある生徒たち」が集う学校に進学しないと、とんでもない高校生活になってしまう可能性は大きいのです。
保護者の方も学校に「生活指導」を期待してはダメです。高校は義務教育ではありません。あくまでも「後期中等教育」の場で、より高度な学習をするために進むところです。髪型や、化粧や、ふだんの生活態度を指導する場では基本的にないこと。それは家庭の問題だという事。そんなスタンスで高校側はのぞんできます。
昨晩も中3の授業で話をしました。
君たちは、これから「自分のステージ」ということを明確に意識していく必要がある。高校選択というのも、自分のステージを選ぶと言うことだ。どのステージならば、良い友達に恵まれ、部活動に前向きに取り組め、学校活動が活発で楽しく、勉強も頑張れるのか、そのことをしっかりと考えなければダメだ。ステージの選択を誤ると、次のステップに進むときに「より良いステージ」の選択が不可能になってしまう・・・
とにかく、高校生活は、そこに「どんな子供たち」が集うのかがすべてだ。学校の先生の指導力などないと思っていい。すべてが中学とは違うんだ。とにかく「どんな仲間」が集うのか、それで高校という場の雰囲気は決まってしまうんだよ。さて、自分がどのステージに進むのか、それを決定するのは、自分自身と、自分の努力だけなのだよ。
わかってくれたかなぁ