私立の合格発表

今日、明日で私立高校の合格発表。私立校の入試システムでは合格はあらかじめ決まっているので、生徒には報告は必要ないと言ってある。もちろん、私立高校の入試問題対策なども一切やっていない。私立校の入試問題は県立高校のそれに比べると格段に難しい。そんなものを演習したら、せっかく出来た県立高校入試問題への思考回路がくずれてしまう。それでもとりあえず合格通知をもらえれば安心感が持てるはずだ。何よりもその安堵感が5日後の県立入試に向けてのプラス材料になってくれれば、という思いが強くある。

miyajukuは学校ではなく学習塾だ。学校と塾の大きな違いは、必要なことと不必要なことの仕分けの差にある。目の前の生徒たちにとって今最も必要なことは、県立高校の入試で合格に必要な得点をとることだ。そのために必要なことだけを生徒たちには与えたい。そんな割り切りが出来るのが学習塾の指導だと思っている。

そんな中、桐光学園に推薦で合格していた△△子が、SAコースへの合格も勝ち取った。この高校は、推薦での合格者も一般受験者と同じ入試を受験させ、特進コースであるSAコースへの合否を決めていく。すでに合格通知を受け取った1月以来、なかなかモチベーションを維持しにくい中、日曜日の過去問演習をふくめてよく頑張った。そんな中、いかに中学校英語の学習内容が薄っぺらで、自分の英語の語彙力、熟語力が足不十分か、といったことを痛感させられたはずだ。水曜日に受験をした後、そのまま塾に来たので、早速に高校の学習の予習をはじめさせた。前期で県立高校にただひとり合格した○○男もすでに予習に入っている。

くどいように言うが、高校入試はゴールではない。ここからが本当に学習のスタートになる。何よりも英語の学習をすぐにもはじめたい。中学生の教科書レベルの語彙と熟語では、圧倒的に量が足りないことを高校生になって気づかされる。大学入試はすでに3年後に迫っていると考えるべきだ。今までの3年間を考えてみれば、時間はあっという間に過ぎていくことがわかるはずだ。

今日は中3生たちは私立の合格発表を見て中学に報告に行くだけだという。その足で塾に来て勉強するように指示してある。とにかくあと5日。気持ちを高めていこう。ゼッタイにテレビなど見て笑うな、と言ってある。口を開けて笑うことで合格は遠のくと言ってある。自分を追い込め。とことん追い込んで5日後に爆発させろ!!

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