お母さんへのお願い

いよいよ受験シーズンが幕を開けようとしている。否が応でも家庭にはピリピリした空気が張りつめはじめていることだろう。それはそれで良いことだ。

だらだらと年末、年始のテレビ番組を見ているような家庭からは合格者はうまれない。厳しい言い方をするようだが、受験生のいる家庭ではテレビの電源をコンセントごと抜いてしまうぐらいの覚悟が必要だろうと思う。すくなくともバラエティ番組は封印しても良いのではないか。

家族がそこまでの覚悟を示して、頑張れないこどもなどいないはずはない。プレッシャーをかけるのではない。家族が一丸となって応援しているんだよ、といった意思表示だ。

インフルエンザの予防接種を受験生本人が接種するのは当然として、家族もみんなが接種するのも大切だろう。本人が風邪をひかなくとも、家族の誰かが風邪をひいてしまってはしかたがない。たかが受験だが、されど受験だ。万全の体制でのぞめるように出来ることはやっておきたい。

ただ、ひとつだけ注意が必要だ。とくにお母さんにお願いしたい。

こどものことを知れば知るほど、親というものは口出ししたくなるものだ。そして、つい「ここまで来てそんなことで大丈夫なの」「だめじゃないそんなことじゃ」「それで受かると思っているの」「困ったわねぇ、こんな点数じゃムリねぇ」と口に出してしまう。その気はなくても、ふと振り返ると否定的な言葉を口にしている自分に気づく。

受験生本人よりも端で見ている親の方が焦りを感じがちだ。それはしかたがない。でも、否定的な言葉はゼッタイに禁句だ。とくに試験本番が近づくにつれて否定語は厳禁になる。否定語を使って良いのは秋までだ。ここまで来たら持ってる実力で勝負するしかない。だから、その実力を精一杯に発揮させることだけを念じるべきだ。

あくまでも明るく。元気よく。前を向き。そんな姿勢で子供さんに向き合っていただきたい。

「大丈夫、あなたならゼッタイに夢を実現できるわ。だって、お母さんの子なんだもの。」そんな歯の浮くような台詞でもOKです。直接、子供さんに語ってあげて下さい。小学生ならギュッと抱きしめてあげても良いかもしれませんひよこ

母と子ってそんなものではないでしょうか。母の明るい笑顔が受験生を支えます。

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