中2生、中1生へ
後期の中間試験が終わり、中3生は入試に向かって気合いを入れて勉強にのぞむ時期ですが、中1生、中2生は来年の2月末まで定期試験がなく気持ちが緩みがちになります。クリスマス、お正月といった行事も入り、勉強になかなか身が入りにくい時でもあります。そんな今だからこそ、ふだんは時間がとれずに手が出なかったことにチカラをいれていきましょう。
たとえば、中1生で英語の成績がいまひとつの生徒。単語や熟語の学習がおろそかになっていたのならば、ここは良いチャンスです。まとめて覚えるには時間はたっぷりとあります。また、一般動詞とbe動詞の区別や、代名詞の格変化などの文法事項があやしい生徒も、ここで腰を据えて英文法を身につける事です。数学については、比例と反比例の単元をしっかりと復習し、早めに図形の分野に進んでいきたいですね。図形分野は移行措置も多いところです。時間をかけてしっかりと学習することができる時に理解を深めておきましょう。
中2生は、来春入試の大変革がわかっているのです。100点満点の入試で大幅に記述問題が増えることになります。数学は証明問題にはいっています。学校では部分証明がほとんどですし、今までの高校入試問題もそうでした。しかし、君たちが受験する時からは完全証明になる可能性が大です。また、方程式などでも、途中の思考過程を記述させる問題なども予想されます。「書く」という学習を今のうちから心がけておきたいです。英語も同じです。今までの神奈川県の入試には、英文解釈や英作文は出題されていませんでした。君たちの時からは変わるはずです。
尻に火がついたときでは遅いのが勉強です。12月、1月、2月の過ごし方が、君たちのこれからの学力の鍵をにぎっていると考えましょう。