何を目的とするか。
M中の期末試験が終わった。長かった試験対策のための授業をやっと終えることが出来る。試験のための勉強が大切なことは当然なのだが、これを長いこと繰り返していても実力をつけることはできない。もちろん、学校の試験で高得点をとることを目的とするのであればそれで良い。御父母の方が学習塾に求めているのはそこだということもわかっている。
でも、昨日、一昨日と書いたように、絶対評価では定期試験の成績がそのまま評定に結びついてはいない。試験の難易度も本当に易しいモノでしかない。試験範囲もとてもゆっくりとしたものになっている。そんないろいろなことから、学校の定期試験で高得点をとることを学習の目的化とするのは危険なことなのだ。
それでも今年までは前期選抜があるので、そっちに逃げることも出来る。でも、あくまでも後期選抜試験を視野においての高校入試であれば、本当のチカラをつけていくことを目的化としなければいけない。学校の評定1段階の差など、当日の入試の得点でいくらでも逆転できるし、逆転されてもしまうのだから。
さらに、現中2生からは高校入試はかわっていく。キーワードは「本当の学力をはかる高校入試」ということだと思う。ヘンな話だが、学校の学習をベースにおいた学習では、「本当の学力」を身につけるのは不可能だということなのだ。miyajukuは学校の定期試験で高得点をとる指導はする。でも、それを目的化はしない。あくまでも「より高い目標を達成するための手段」とする。より高い目標とは高校入試のことだ。
今日の中3の授業では、来年の2月までの予定表を配る。どこで模試をやり、どこで講習が入り、といった予定をしっかりと頭に入れた上で勉強を進めていって欲しい。そうした高校受験をすることが、その後の人生で役立つことになる。