勉強習慣

中1の○○君のお母様が相談に見えられた。

先週の木曜日の授業の時に宿題をやってきていない生徒が7人ほどいた。テストあけで気が緩んでいるのだ。きちんとやって土曜日に再提出を指示した。とりあえず1人以外(この1人は大変なことになります)は持っては来たが、みんなテキストに答えを書き込んで持ってきた。しかも、方程式の応用問題なのに、式もなく、答えだけを書き込んだ者もいる。もちろん再提出だ。

○○クンのお母さんは、そうした様子見ていて危機感を持たれたようだ。ノートに式を書いて提出しなさいという指示さえも守れないようでは大丈夫なのだろうか、ということだ。それをふくめて、集中力がない。落ち着いて勉強ができない。すぐに気が散ってしまう。そんな状態を心配されて、どうしたら良いだろうか、との相談だった。

塾に通っていない生徒は、勉強の習慣づけを学校にたよるしかない。でも、今の小学校では、ノートの取り方をはじめとした学習のHow toを身につけることはできない。そうした指導はほとんどされることはない。そのまま中学生になってしまう。塾での指導のほとんどは、そうした学習のHow Toを身につけさせることについやされる。

もうひとつ、学習に対する集中力は、やはりお母さんに頑張っていただくしかない。まずは、短い時間を回数多く、を実践することだ。朝のご飯の時に食卓に英単語の問題を10個書いておいておく。寝る前にも同じように10個の英単語・・・などということを1か月ほど続けることだ。大変だが、何とかお母さんに頑張ってもらいたい。

言い方は悪いが、犬をしつけるのとある意味で同じだ。それほど今の子供たちは、しっかりとした「勉強習慣」をたたき込まれていないのだ。塾と家庭で頑張って注入するしかないのだ。

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