M中の中2社会試験範囲
M中の中2社会試験範囲は「江戸時代の後期から幕末まで」というもの。本来であれば中1の時に終わっていなければいけない範囲が中心だ。まだ地理の授業はまったくやっていない。このペースで進むと来年3月までに歴史分野が終わるかどうか、といった進度だ。地理を学習する時間はないだろう。
こんな進度に合わせて学校の試験対策を中心に塾の授業を組みたくないのがホンネだ。ゆっくりと進んだからといって生徒たちの理解度が増しているわけではない。話を聞くと授業のほとんどは雑談だという。かといって塾が先をどんどん進んでも、「あくまでも学校の成績」といった感覚が強い生徒、保護者の方の理解を得るのは難しい。とくに期末試験を前にしたこの時期に前に進めるのは厳しい。
今年までの入試制度であれば何とかなった。でも、現中2で予定されている新高校入試制度ではそうはいかなくなるだろう。学校成績よりも入試重視、という流れがあるからだ。中2で地理分野をほとんど学習しないままに終わったツケは生徒たちに重くのしかかっていく。少しずつ意識改革をしていかねばならない。学校成績ではないんだよ。当日の入試でしっかりと得点をとれる「実力」をつけていくことなんだよ、ということを。
これは高校生にもいえること。学校の授業に引きずられていては実力がつかない、そんな教科はたくさんある。英語などがその代表例だ。あのリーディングの教科書を、よくわからない時間をたっぷりとかけて授業したところで、大学入試を突破できる英語力はつくはずがない。まぁ、AOやらなんやらで、実力が試されないまま大学生になる高校生はそれでOKだが・・・
学習塾なので学校の成績アップは絶対命令なのはわかる。でも、こんな社会の範囲の成績アップのために高い授業料をいただいているわけではない。私はそんな考えをベースに塾のカリキュラムを考える。あくまでも「挑戦」がmiyajukuのテーマだということ。それはご理解くださいますようお願いします。