神奈川県と地方の公立高校の違い
地方の公立高校では、夏の課題が大量にでるらしい。それどころか、勉強合宿や宿泊での缶詰学習もさかんにおこなわれているという。とくに偏差値上位の進学校でその傾向が強いという。進学実績を上げるためにどの公立高校も必死なのだという。塾や予備校が、朝から夏講習を組んで、なんてことは浪人生に対してしか成り立たない、ということのようだ。それほど高校が生徒の学習指導に力を入れているという。
びっくりだ
神奈川県の公立高校ではゼッタイにありえない。神奈川県の公立高校はほぼ生徒をほったらかしにしておく。勉強合宿なんてありえないし、学校が夏の補習を組むなんてこともめったにない。ほんの一部の公立高校で形ばかりのことがおこなわれているかな、といったところが現状だ。
偏差値上位の高校ならたくさん課題が出るので、塾はその課題の指導に手一杯になる、というのが地方の様子らしい。すごいなぁ。私はそんな経験をしたことない。県内トップの湘南高校で、やりきれないほどの課題が出る、なんてことはありえない。その他の公立高校も多少の差はあっても似たようなモノだろう。県内公立高校は、基本的に「生徒まかせ」というのがモットーなのだ
そうしたことをお父さん、お母さんはしっかりとわかっておいて欲しい。公立高校では黙っていると子供たちは「まったく勉強しない」状態になっていく。学校が強制力をもって「勉強させる」ということは、公立高校ではありえないのだ。強制力をもって勉強させてもらいたいならば私立高校を選択すべきだ。こちらは塾に行く必要がないほど「勉強させられる」ことは間違いない。偏差値上位の私立高校であるほど「勉強を強制される」のだ。
神奈川県の公立高校は「自由」というのがすべての学校の校是だということ。進学重点校でも、予算が重点配分されることもない。優秀な教師を集めることもない。ただの名前だけの「進学重点校」なのだ。結局は、生徒個々の頑張りだけで大学進学実績がうまれている。切磋琢磨できる友達が周りにいるかどうか、それが神奈川県の公立高校のすべてだ。