模試データ
小、中学生に夏講習の前半最後に実施した「まとめテスト」を返却しています。ほぼ1学期学習範囲でのテストでした。全国模試ですので、同学年の1万数千人の中での自分の順位が出ています。また、中学生と小学生の受験クラスの生徒には合否判定も出しています。
今の学校はこうした「相対的な評価」を排しています。数値化して他人と比べることは「悪」といった価値観が支配しています。あくまでも「絶対的な評価」を是としています。いつも言っていることですが、私はそれで良いと思っています。学校の評価はあくまでも「個人の中での頑張り」を基準として良いと考えます。
でも、受験は違います。受験は相対的なモノで合否が決まっていきます。個人の中でどれだけ頑張ろうと、相対的に他人の方が優れていれば負けてしまいます。塾では、あくまでも「相対的な物差し」を基準にした指導をおこないます。今の自分を客観的に知ること、そこから学習はスタートします。
お父さん、お母さんにお願いです。こうした数字を見たとき、子供さんに「こんなに出来ないの・・」といった話はしないでください。ほめて欲しい、と言っているのでもありません。あくまでも「客観的なデータ」として、子供さんといっしょに「分析」をして欲しいのです。数字としてあつかって下さい。「売り上げ目標」みたいなものです。今月はこれだけの売りあげだったから、数ヶ月後までにはこれだけアップさせよう、といった具合です。
数字は数字です。それ以上のモノではありません。でも、とっても大切なモノでもあります。せっかくのデータです。つぎのステップにつながる「糧」にしたいです。