2025年、わが子は幸せ?
日本経済新聞社が出しているducare(デュケレ)という雑誌があります。今月号の大特集が「2025年、わが子は幸せ? 就職はどうなる? 結婚はできる?」というものです。
先日も書きましたが、親の目はどうしても「今の子供の状況」にむきがちです。日々の子育ての中では、今日の漢字のテストの得点、今日の兄弟げんか、今日の学校の先生からの連絡・・・ そんな「今」への対応に追われがちです。
でも、本当に考えなければいけないのは、子供の10年後のことなのではないでしょうか。先行きが不透明でわかりにくくなっているからこそ、大人の責任として、10年後の状況から導き出した「今」の指導をこどもたちに与えていくべきだと思うのです。
2025年の日本。人口はゆるやかに減少し、経済も縮小均衡。それに対して世界の人口は増え続けていて、世界規模のM&Aがつぎつぎにおき、グローバル企業が続々と誕生。英語はあらゆる日本企業で必要とされ、社内公用語は英語or中国語。といっても、英語を非母語とする人との会話が増えるので、流ちょうな英語よりも簡単で伝わりやすい英語が求められる。
正社員はゆるやかに減少し、契約社員や派遣労働者の数は変わらない代わりに、フリーランスや自営業が増える。中でもフリーランスはかなり増え、専門性のあるミニジョブを掛け持ちするような働き方がうまれる。平均初婚年齢は男性で33歳、女性は31歳に上がる。生涯未婚率も男性で30パーセント、女性で20パーセントに。専業主婦は珍しい存在となり、女性が男性と同程度の収入を得て活躍する場面が増える。
こんな未来を雑誌の中では想像しています。そして、そうした未来に備えて今から何をすべきか。そんなヒントも書かれています。子育て世代のお父さん、お母さん、読んでみてはどうでしょう。いろんなヒントを得られると思います。