国語の成績を上げるにはどうしたらよいですか?

「国語の成績を上げるにはどうしたらよいですか?」と聞かれることが多い。こうした場合、「国語の成績」の「国語」という言葉をお母さんが「どのような意味で」使っているのかを聞くことにしている。

普通はごちゃ混ぜに使っているが、「国語」という教科には三つの全く異なった要素があると私は考えている。

一つは 「学校の教科としての国語」
二つは 「中学入試、高校入試、大学入試での試験科目としての国語」
三つは 「読み、聞き、話すという日本語の能力としての国語」

この三つは、数学と国語が全く違う教科であるように、全く違う教科だと考えた方が良い。国語の成績をアップさせる第一のポイントは、まずはこの三つが違うものだという意識することからはじまる。

そもそもなんで学校の授業は「日本語」ではなく「国語」なのか、ということを考えてみる必要がある。そうすると「学校の教科としての国語」が、「読み、聞き、話す」という日本語の能力を伸ばす、といった教科でないことは自ずからわかってくるはずだ。

最初の質問に戻るが、多くのお母さんの質問である「国語の成績を上げるにはどうしたらよいですか?」の「国語」は「学校の教科としての国語」である場合がほとんどだ。そうであれば対処方法は以下のようになる。

(学校の教科としての)国語の成績を上げるには、まず、勉強しているのは国語ではなく、社会や理科だと思うこと。つまり、暗記教科だと意識すること。なぜならば、学校の国語の試験は範囲が決まっていて、どんな文章から出題されるかがほぼ決まっている。ある意味では、社会の試験範囲が「江戸幕府の成立から幕末まで」となっているのと同じ。社会の学習であれば、まずその範囲の教科書をしっかりと読み、授業のノートを確認し、暗記カードを作り、問題演習をし、と学習していく。国語も全く同じように学習することだ。範囲が決まっているのだから、出題される部分も、出題される問題もほぼ決まっているようなもの。そこをしっかりと確認し、暗記していってしまう。そして、類題をたくさん演習しておくこと。国語だと思わず、社会だと考えて学習すれば、(学校の教科としての)国語の成績を上げることは確実に出来る。

こうして考えてみると、学校の国語の成績が良くても、入試の国語で得点をとれるか、というと全く違うものだということがわかるだろう。また、日本語の能力とも全く違うこともわかるはずだ。少なくとも(学校の教科としての)国語の成績を上げるために読書をする、などという学習法が成り立たないことは自明だ。

学習塾としての国語学習は、まずは上記のような対策からはじまる。ただ、ここで終わってしまうと、入試では大失敗をさせることになってしまう。さて、そこをどうするか。これについてはまた後日ひよこ