12人の漁師たちを優秀なマーケターにする方法

「12人の漁師たちを優秀なマーケターにする方法」 
ジョー・ヴィタリー著 林田レジリ浩文訳 
フォレスト出版 定価1,800円+税

12人の漁師たちを・・・

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私は書店ではこうした本が並んでいるコーナーに近寄ることはない。話題コーナーに並ぶ本を買おう、という気が全くないからだ。ましてやマーケティングなどという文字にはほぼ拒否反応を示してしまう。そんな私がこの本を手に取ったのは、訳者が私のいとこの旦那様だったからだ。来月に披露パーティがある。そんな親戚が書いた本だから一冊ぐらいは読むべきだろう、といった気持ちから読んでみた。

最初はつらかった。こうした英文がもとになっている文体は苦手だからだ。古典の影印本は問題なく読めるのだが(笑) それでも、読み進めるうちに慣れてきた。慣れてきたらおもしろくなった。つぎつぎにいろんなことに興味がわいてきた。「1920年代のアメリカっておもしろそうだ」「 つぎのチラシにはこの手法を使ってみるか」「なるほどあの広告はこうした意図をもってつくっていたんだ」などと本にひきこまれていった。

本の中身を簡単にまとめてしまうと「アメリカの伝説の広告業の祖、ブルース・バートンについて徹底的にしらべ、それについて7つの秘密としてまとめあげている」となる。私はもちろんブルース・バートンなる人物を知らなかった。1920年代にこんな人物がいたということに驚かされた。しかも、その考えが古いどころか、今の時代の中でも十分に輝きを放つことにもびっくりだ。

ものを売っている人にはいろんな意味で啓示を与えてくれると本だと思う。そもそも「社会に生きている」ということは、「何かを売っている」ということと同義だ。仕事とは、形があるもの、ないものをふくめて何かを売っていくということだ。その「売る」という行為を昇華させてくれる本になっている。そうした意味で、「ものの売り方を学ぶハウトゥー本」ではなく、「生き方を教えてくれる本」にもなっている。

最後まで読んで、やっぱり気に入ったのは冒頭の部分だった。「ビジネスは私たちに多くのものを教えてくれる。それはリスクをとって夢に向かうこと、恐怖を乗り越えて感情をコントロールすること、人間関係において隔たることしに苦手な人たちとも付き合うことを私たちに迫るからだ。・・・真剣に仕事に向き合うことが出来れば、それ以上の学びはないからだ。・・・仕事こそが最高のグルだといっていい。」

こうしたジャンルの本に目を向けさせていただけて感謝です。全くといって良いほど読まない自己啓発本なども、まずはこの訳者のものから手始めに読んでいこうかと思っている。人との出会いはどんな場合でも自分の新しい扉を開いてくれる可能性を秘めている。あらためてそんな思いも持った。今回の本との出会い、そして、新しい人とのつながりにも感謝ですひよこ

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