「新型うつ」にしない子育て

アエライングリッシュ

今週号の「アエラ」に小、中、高、大学校生をお持ちのお母さん、お父さんに是非とも読んでもらいたい記事があります。『急増する予備軍「新型うつ」にしない子育て』というものです。

今、職場でも家庭でも、その存在が社会問題化している新型うつ。その予備軍ともいえる大学生やこどもたちが増えているようです。そして、その背景には、彼らが受けてきた学校教育、彼らが育った家庭環境が大きく影響しているとのこと。

記事のはじめには都内の中堅大学の様子が書かれています。1コマ20人~30人のクラスで、平均3人~5人の長期欠席学生がいる、との記事です。この学生たちの半分は新型うつの予備軍だと学校側は言い、この5年ほどの間に急増しているとのこと。

そもそも新型うつは、不安、不眠、無気力、でも自分の好きなことは出来る、といった症状を持ちます。そして他罰的。他罰的というのは、うつになった原因を自分の中にではなく他人に求めることです。自分が置かれた状況を認知し、自分なりに正しいと思う行動をとることが出来ないのです。

なぜこうしたことが起こるのか。新型うつのこどもたちは、日常で誰かに叱られたり、失敗したりといった小さな挫折を自分の力で乗り越えていない「トライ&エラー」の未経験者が多いとのこと。患者の親のほとんどが「過干渉、転ばぬ先の杖を用意する」タイプだというのです。

もうひとつ、新学力観も新型うつの原因になっているようです。1992年にはじまった新学力観では、テストの点以上に「意欲、関心、態度」などといった教員の主観的な部分が強調されています。そんな学校の中で、いつのまにかこどもたちは「いい子でいなくてはならない」といったストレスを過度に感じてしまっているようなのです。

記事の最後の方にこんな言葉がありました。

彼らは中学の時から自分を少しでも否定されると強烈に反発する傾向があった。やることをやっていない感があるのに、根拠のないピカピカな自分へのプライドを抱いている。その半面、自分自身が脆弱な子が少なくない。

私がここのところこどもたちに抱いている感覚を見事に言い表しています。さて、その「新型うつ」に子供をしないための子育て12か条は・・・ さすがにこれは本誌を読んでみてください。きっと、どのお母さん、お父さんも、少しは「まずいなぁ」と思うところがあるはずです。