夏の読書感想文
今年の夏講習でも、公立中進学クラスの小5生と小6生、中1クラスの生徒たちには「読書感想文の書き方講座」を実施します。
学校の作文指導は「自由に書きなさい」というものになりがちだ。「自由な発想で」「自由な形式で」と、「自由」がキーワードだ。でも、ちょっと考えてみよう。文を書くということは、自分の考えたこと、感じたことを相手に伝えることだ。相手に伝わるためには「約束」にしたがった書き方でなければダメだ。そうでなければ相手に自分の感じたことを伝えることができない。
また、自分が感じたことって何だろう。「おもしろかった」「感動した」「心が動かされた」・・・ こんな言葉で表現されたものは「何も感じなかった」と言っているのと同じだ。感想文は、感じたことをそのまま書くのできなく、感じたことによって「変わった自分」を書かなくては意味がない。
昨年も2人ほど賞をとることができたが、今年も賞をとることを目標として、きっちりとした「読書感想文」を書く指導をおこなっていく。感想文を書きながら、書く材料の集め方、そのまとめ方、文章の構造、起承転結、修辞のしかた等々を教えていく。
その前に私自身が今年の課題図書を読まなければいけない。楽しみながら読みます