昨日の顛末
実は、この1年間ずっと引きずっていたものがあります。 この記事 のことです。
miyajukuの生徒たちは、前期選抜に目もくれず後期選抜にチャレンジしていくこどもたちばかりです。みんなギリギリの勝負を挑んでいきます。だからちょっとしたミスで不合格になってしまう生徒も出ます。チャレンジはさせたい。しかし落としたくない。毎年のようにそんな思いで受験を向かえます。
昨年も、2人の生徒が涙を流しました。もっと何かしてあげられなかったか。昨年だけではないですが、いつも春にそんな原点に立ち返って1年をはじめることになります。とくに、昨年の二人の涙は私の心にずっとひっかかり続けていました。だから、今年は全員に合格して欲しかったのです。何としてもそうなって欲しかった。といって、みんな“挑戦”していくことに変わりはありません。
昨日の朝、中3生を駅で見送っていると、1年前に涙を流した○○クンが学校に行くところに出会いました。ほぼ1年振りです。何か運命的なものを感じました。「元気でやってるか?」「なんとか」「何とかなのか。学校は楽しくないのか?」「いや、そんなことはないです。楽しくやってます」「そりゃぁ良かった」なんてたわいのない会話でしたが、私の中でなんかスッキリするものがありました。不思議なもので、中3生をみんな見送って、MACでコーヒーを飲もうと店に入ったら、受付の女の子が先ほどの○○クンのお姉さんでした。彼女も高校生までmiyajuku生でした。すてきな笑顔でした。ちなみにもう1人の涙を流した生徒は今もmiyajuku生です。
昨日は自己採点の結果をもとにC値を計算してみんなにメールしました。神奈川県の公立高校入試はC値というものを出して合否が決まります。面倒な計算なので説明は省きます。今年までの制度ですから。うれしいことに、今年の中3生はほぼ全員が自分の実力を発揮してくれたようです。何とか合格ラインをみんな越えてくれているようです。もちろん、ふたを開けてみなければわかりませんし、ギリギリセーフかなぁ、といった生徒もいることは確かです。
でも、昨年のように、自己採点の段階で“ほぼダメそうだ”といった生徒は1人もいませんでした。どきどきしながら合格発表の日をむかえることにはなりますが、やれるだけのことはやり、精一杯の勝負をして、そこそこの結果は残せた、といった気持ちで全員が昨日を終えられたはずです。
ほっと安堵のため息です。
さて、今日から来週の水曜日までは学年末試験対策が続きます。すぐにつぎのスタートです。