大学入試改革とCBT試験

今朝の新聞には「大学入試改革」についてのニュースが一面に載っていました。これについては http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuku/diary/201310220000/ や http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuku/diary/201310040000/ でもふれています。

今日のニュースでちょっと目を引いたのが、大学入試センター試験に代わる達成度テストを将来的にはペーパーレスにしたい、という提言でした。CBT試験(Computer Based Testing)といいます。簡単に言えばパソコンを使った試験です。

PCを使うことでどんなメリットがあるかというと、問題用紙や解答用紙を配布、回収する手間がなくなります。また、達成度テストは複数回の受験ができるようにしたい、ということですから、たくさんの問題データベースをつくっておけば、それらの問題をシャッフルして出題するだけで何度でも受験を可能にできます。さらには、音声や動画を使った試験も簡単にできます。

ここまで書いてくると、大学入試のイメージがかなり変わりそうだ、とみなさんも思うのではないでしょうか。CBT試験は、ITパスポート試験などにすでに導入されています。時と場所を選ばずにテストを受けることが出来るというメリットは大きいです。と同時に、そのことによる影響は大きいといえるでしょう。

今のように一斉に1月、2月に受験をして大学に進学する、といったスタイルが根本的に変わるかもしれません。すでに1年間を2期〜3期に分けて授業カリキュラムを組むのではなく、もっと細かく分けて留学などをしやすくする大学が増えています。これを一歩進めると、入学時期も春だけできなく、一年中いつでも入学できるようになれるわけです。

そんなに簡単には変わって行かないでしょうが、PCとインターネットの普及は、いろんな意味で教育のスタイルを根本的に変えていく可能性があります。今度の大学入試改革もCBT試験によって流れを一変させる可能性もあるかもしれません。

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