中学生の部活動で朝練禁止、週に2日の完全休養日

中学生の部活動で朝練禁止、週に2日の完全休養日 長野県
  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131022-00000015-asahi-soci 

県の指針として「食事と睡眠、生活リズムを考慮し、原則として、朝練習は行わない」「完全休養日を週2日以上」「勝利至上主義に偏らず、生徒のニーズを生かす」と明記されるそうだ。佐賀県でもいくつかの市町村で、週の中に部活動の完全休業日を設けているところがあるとのこと。

文部科学省でも、平成25年5月策定の「運動部活動での指導のガイドライン」の中で「一日の練習時間を適切に設定すること等を考慮しつつ、計画を作成し、指導を行っていくことが必要」と明記。また、「長くても平日は2~3時間程度以内、休業土曜日や日曜に実施する場合でも3~4時間程度以内で練習を終えることをめどとする」という設定例を提示している。

問題はこうしたガイドラインにはしたがっていない一部の部活動があるということだ。何度も書いているが私は部活動そのものには大賛成だ。3年間を通じての活動は、クラスでの活動とは別の人間関係を作れるし、自己の成長に大きく寄与する。ただ、あくまでも部活動は、学校教育の一環としてあるべきもので、主役はこどもたちでなければならない。顧問の価値観を生徒たちに押しつける指導はあってはいけない。

学校の先生のサービス残業がニュースになっている。もともと部活動の指導で学校の先生に報酬はでない。自己犠牲と奉仕の気持ちからなりたっているわけだ。多くの先生方は、部活動を通じて生徒との関係を密にし、授業ではみせない生徒のよい面を見つけて伸ばしてあげたい、といった気持ちを持って部活動の指導をおこなっているはずだ。

ただ、そうした仕組みそのものが、顧問のやりたいようにできる、といった風土を生んでしまっているのも確かだ。そもそもが奉仕活動だし、誰からも報酬を得ているわけではない。誰に遠慮することもなく、誰から命じられることもない。顧問による王国になりやすい体質なのだ。大阪の桜宮高校の事件など、その土壌が生んだとしか言いようがない。

そろそろ部活動というものを根本的に考える時かと思う。先生方を部活動から解放し、本来の学校の活動、授業に専念してもらえるような仕組みが必要なのではないだろうか。部活動はすべて外部組織に委託。地域のクラブチームとして自治体が予算をつけて運営する。そんな仕組みにならないだろうか。