社会の地理の学習が大変だ

一昨年に中学生の指導要領が大改訂され、ゆとり教育から反転して大きく舵が切られた。それにあわせて学ぶべき内容も増え、教科書も厚くなった。そんな中、社会と理科の学習が生徒たちに大きな負担になりはじめている。

再来週からのM中の前期期末試験。中1社会の範囲は教科書で33ページから101ページ。世界各地の人々の生活と環境。世界の諸地域/アジア州、ヨーロッパ州、アフリカ州、北アメリカ州、南アメリカ州。ゆとり世代では、中国、アメリカ、ドイツ・・などから2カ国だけを学んでいたのだから、圧倒的な様変わりだ。

何が大変かって、小学校では世界地理はいっさい勉強していない。そんな生徒たちだから、アジア州で、韓国の位置がわからない生徒はあたりまえで、フィリピンやベトナムになると「初めて聞いた」という状態だ。ヨーロッパにいたっては、ドイツとフランスとスペインをしっかりと指し示すことの出来る生徒などいるわけもない。

こんな状態で、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカの自然、文化、産業などなどを理解しろという方がどうかしている、といったところ。学校の授業も教科書を使わずに、先生が準備したプリント等を使って「効率よく」進んでいる。「効率よく」進めないと終わらないのは確かだ。でも、生徒たちはまったくついていけていない。

どうして中1で世界地理をやり、中2で日本地理なんだろう。反対じゃないの? という疑問は置いておくとして・・・ 塾としては何とか生徒たちに「まともな理解」を定着させなければならない。とりあえずは、主な国名を覚えさせ、川や山脈などのおおざっぱな理解をさせ、国ごとに産業や文化の特徴をおさえさせ・・・ と進めている。

もうひとつ。小6生に、中学入学までに世界のおもな国の名前は覚えさせようと考えている。それだけでも中学に入学してからの地理の理解がだいぶ違うはずだ。中学生になって大変なのは、数学や英語ではない。社会と理科だ。ちなみに数学のM中の試験範囲は「文字の式」まで。一次方程式はまださわりも入っていない。これはこれで、何を考えているんだか 怒ってる