オリンピック招致委員のプレゼンテーション

2020年の東京オリンピック開催が決まりましたね。私の立場は、先日の記事と何ら変わりませんが、「みなさんおめでとうございます」と言わせていただきます。ひとつだけ。総理の「The situation is under control」といった福島第一原発に対する言葉はにはかなりの疑問符がつきました。

それにしても、日本の招致委員のプレゼンテーションは、プレゼンってこうしたものなんだ、といったお手本のようでした。すべて英語とフランス語でのものでした。仕事がら、すぐに「今回の日本の招致委員のプレゼンは入試に出題されるだろう」と考えてしまいます。すべてのプレゼンターのスピーチは、NHKのNews Webに原文と日本語訳があります。 

リンク先 → http://www3.nhk.or.jp/news/0904olympic/presentation.html

すべて平易なわかりやすい英語文です。中3生の県立高校の特色化入試、ちょっ高めの私立高校入試で出題されるレベルのものです。もちろん塾の授業の中でもあつかっていきますが、積極的に自学しておいてみて下さい。高校生は、プレゼンの動画をYouTubeあたりで見て、リスニングの教材にするのが最も良いと思います。このレベルの英文を聞いて理解する、というのが、大学入試センターで6割程度を得点出来るチカラだと考えて良いでしょう。

とりあえずひとつの例です。気仙沼市出身のパラリンピック女子走り幅跳び代表、佐藤真海さんのプレゼンの原文の一部です。

I was nineteen when my life changed. I was a runner. I was a swimmer. I was even a cheerleader. Then, just weeks after I first felt pains in my ankle, I lost my leg to cancer. Of course, it was hard. I was in despair. Until I returned to university and took up athletics.

I found that I enjoyed setting a goal – and beating it. I developed new confidence. Most of all, I learnt that what was important was what I had, not what I had lost.

難しい単語はひとつもありません。中2生でも十分に意味を理解できるはずです。佐藤さんのプレゼンは是非とも全文を見ておいてください。

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