神奈川県の入試問題はこう変わった 2

昨日の続きです。

神奈川県の公立高校入試がこのあとどんな方向に向かっていくのか。それは、今の中2生や中1生、小6生がしっかりと頭において日々の学習に活かしていく必要があることだ。今春の社会の入試問題を例にちょっと考えてみたい。

社会の問題

表と資料は省いてある。昨年までも社会の問題では、表や資料をもとにして、そこから読み取れることを答えさせる問題は出題されていた。今春入試ではそれを一歩進めて、70字から80字でまとめて書くという問題になった。もちろん、社会科の出題がすべてこうしたものに変わったのではない。知識理解を問う問題も多く出題されている。上記のような問題は、80字で答えさせるものが2問。15字のもの、30字のものがそれぞれ1問ずつ。地図に作業をする問題が1問。配点は合計で28点。全体の3割が記述形式になっている。

それと、一度でよいので今春の入試問題をざっと見て欲しい。(問題へのリンクhttp://www.kanaloco.jp/st/sp/entry_exam_test20130215/pdf/zennichi_socialstudies_common.pdf)どの問題も、図表や写真が多用され、何を問おうとしているのかにたどり着くまで時間を要す問題ばかりになっている。この2点が公立高校入試が向かっていく方向性だということだ。

まとめてみると、ひとつは「記述」ということ。今ひとつは「情報の処理」ということ。文字、図表、写真などで与えられた情報から必要なものをピックアップし、自分の頭の中の知識と照らし合わせ、導き出された結果をきちんと相手にわかるように言葉でまとめて解答する。神奈川県の高校入試問題が向かっていこうとしている方向だ。これは高校入試に限らず、今の時代を生きていく上で大切な能力とも言える。情報の分析力。そこから必要な情報を抜き出して、相手にわかるように伝える力。

高校入試では、教科の枠を越えてこうした出題が増えていくはずだ。中2生以下の生徒たちは、こうしたチカラをつけていく学習を、学校の定期試験対策とは別にしっかりとつけていく努力をしていかねばならない。