大学がどんどん増えている

また大学の数が増えるのだという。詳しくは ここ に情報があります。

少し前に田中真紀子文科大臣が、新設大学の申請を突然のように却下して大問題になったのを覚えているでしょうか。昨年末の出来事でした。あの事件についてコメントするつもりはありませんが、とにかく大学は毎年のように増え続けています。

今の文科大臣の下村さんは学習塾の経営経験もおありで、以前から何度か塾の会合で講演を伺ったことがあります。下村さんの考えは、まだまだ日本の大学進学率は低い、というものです。

大学進学率

オーストラリアの96%を筆頭に、70%をこえる国がこんなにあるんですね。それから比べるとまだまだ日本は低いことは確かです。だからまだまだ大学をつくっていく、ということなのでしょう。

でも、これから日本は人口がどんどん減っていきます。18歳人口が2018年まではそれほど変わらないのにそこからどんどん減っていく、とのことです。2009年から2018年までが120万人で推移し、2030年には87万人まで減るそうです。大学の数が今のままだとしても、大学進学率は必然的に上がっていくはずです。

すでに「選ばなければどこかの大学には行ける」時代です。親の世代がそれに気づいていないだけです。高校生の大学進学の意識は、小学校から中学校に進学するのと大差ない状況が近づいているのです。

この変化は大きいと思っています。今後、10年の間に、大学進学の意識が一変するようになるはずです。大学進学のために勉強をする、という考えはどんどんなくなっていくのではないでしょうか。

どこの大学に行くのか、ではなく、何のために、何をしに行くのか、が大事な時代になっています。

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