子育てのヒント ポジティブに
ポジティブになること。とっても大切です。子育てをしていく上で最も大切な事と言っても良いかもしれません。でも、中学生や高校生の子どもを持つ親にとって、ポジティブになれ、と自分自身に言って聞かせてもなかなかそうなれないのが実際です。
この年齢の子どもを持っていると、毎日がいらいらのし通しになりがちです。どうして言うことを聞いてくれないのだろう、昔はもっと素直でかわいかったのに、いつからこんなに親に反抗的な態度をとるようになったんだろう・・・ ひたすらにネガティブになっていきます。
子どもの欠点を修正しようと必死になり、ダメ出しばかりをしてしまう。そんな悪循環にはまっていませんか? 子どもの欠点を探すクセをつけてしまうと、思考回路がその通りに出来上がってしまい、そこから抜け出せなくなりがちです。
とりあえず立ち止まってみましょう。思考の配線をつけかえましょう。ダメ出しをするのではなく、逆に良いとこ探しをしてみてはどうでしょう。とりあえず欠点は目をつぶり、発想をかえていいとこ探しをするようにしてみましょう。あら探しをしても良いことはない。それなら積極的に子どもの良い面を見てみよう、と考えてみてはどうでしょう。
たとえば、学校から帰ってきたら、今日一日の中で「ありがとう」といえる場面を子どもに話させてみてはどうでしょうか。呼び水として、お母さん(orお父さん)が先に「今日ね、こんなことがあって、お母さんとってもうれしかったの。こんな経験をさせてくれた○○さんに感謝しなきゃね。」と子どもに話しかけるのです。
自分が助けられたこと。自分が気持ちよくなった場面。そんな話を続けていけば、子どもの感情は安定してくるでしょうし、何よりも子どもが感じていること、考えていることがはっきりと見えてくるようになるはずです。「今日楽しかったこと」から話がはじまれば、子どものあら探しをする気持ちも失せるはずです。
是非とも試してみてください。