横浜英和女学院が青山大学の系属校に
この時期の中高一貫校の学校説明会はめずらしいです。というのも、7月に「横浜英和女学院」が「青山学院大学」の系属校になる、という発表があり、いろいろと詳細のつめもあってこの時期の説明会になったのでしょう。系属校についての詳細は http://www.yokohama-eiwa.ac.jp/chukou/news_140718_0.pdf にあります。
さて、横浜英和女学院についてですが、昨年度の説明会の時の記事が http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuku/diary/201307080000/ にありますので、そちらを参照してください。今回は系属校化についてしぼった記事とします。
青山学院大も横浜英和学院もメソジストというキリスト教の系列に属する学校とのこと。そんな中、昨年の秋に青山学院大から系属校になってほしい、という提案が横浜英和側にあり、そこから協議を重ねてこの夏の発表になったそうです。流れとしては以下のようになるようです。
2015年春の入学者(現6年生) ほぼ60%の生徒が青山学院に進学
2016年春の入学者(現5年生) 70%以上の生徒が青山学院に進学 この年から「青山学院横浜英和中学高等学校」と名称変更
2018年春の入学者(現3年生) 男女共学校化
系属校になっても、グローバル教育、給食、キリスト教主義による教育等々の今までの横浜英和の教育は基本的にかえないとのこと。また、青山学院以外に進学したい生徒の指導も今まで通りで、コース分け等をどうしていくかは検討中だということでした。
134年の伝統があり、蒔田の丘の上に新装なった校舎とりっぱな教会のある校地。そんな横浜英和の伝統と青山学院の教育を融和して、ここから100年続く学校づくりをしていく、との意気込みを校長先生は語っておられました。
いずれにしても、男の子が通える付属校(系属校)が増えることは、受験の選択肢がましてうれしいことです。もともとしっかりとした教育をおこなっていた横浜英和です。このニュースはすでに受験生に激震として伝わり、来春入試は大幅な難易度アップは間違いないはずです。同時に、これがきっかけとなり、周辺地域での公立をふくめた中高一貫校への関心が高まることも間違いないでしょう。