私立高校の来春入試での「基準」について

私立高校受験はとても特殊な仕組みでおこなわれていることを何度も書いています。受験というと、入試があって、その成績によって合否が決まるという先入観があるので、何度かいてもなかなか理解していただけません。

神奈川県、東京都の私立高校は、事前に「基準」が提示され、その「基準」をクリアしている生徒は合格、「基準」をクリアしていない生徒は受験の機会さえあたえられない、といった仕組みなのです。こうした仕組みをとっていない私立高校も一部ありますが、ほとんどが偏差値70前後の最難関校となっているので、ふつうの高校受験生には関係ありません。

また、この「基準」は、中学校の成績をもとにしているのがほとんどです。高校によって英・数・国の3科でみたり、理・社をくわえた5科でみたり、と様々になっています。さらに英検や漢検、数検などの資格で加点措置があったり、親族に卒業生がいたり、部活動の成績などでの優遇措置があったりします。

東京都の学校はホームページなどでこの「基準」を公表していますが、神奈川県の学校は基本的に非公開です。本屋さんで売っている「受験案内」などにもそうした「基準」の数値は書かれていません。材料がなければ志望校を決めることすらできません。多くは、12月はじめの中学校での面談にて、△△高校はどうでしょう、という問いに先生が答える形でしかわからなくなっています。

miyajukuでは、ホームページ https://miyajuku.com に、神奈川県と東京都の私立高校の来春入試での「基準」を掲載しています。もちろん、暗号化してあります。中3生の保護者の方には、昨日、メールにてパスワードをお送りしました。もしもきちん開けないようでしたらご連絡下さい。また、中1,中2、小学生の保護者の方で、将来のために「基準」を見ておきたい、という方がいらっしゃいましたらわたしまでメールください。ただし、キッズクラスの方には公開できません。

このブログをお読みの高校受験生をお持ちの保護者の方は、通われている塾の先生にお尋ねください。少なくとも神奈川県私塾協同組合加盟塾は情報を共有していますので、しっかりとした数値を把握しています。

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